中途採用面接の質問はたった3つだけ

2020年5月27日

来週面接があるけど、何を聞かれるのかな。
面接の質問例を検索したら、50個くらい出てきたし・・
全部の回答を準備をするのは大変だぞ。

この記事では、そんな不安を解決します。
3つに質問に対して答えられれば準備完了です。

 

1.面接官の質問は
「退職理由」「志望動機」「逆質問」
の3つに集約される

確かに、面接官は色んな種類の質問をしてきますよねw

転職大手のリクナビNEXT,マイナビ転職,dodaのページを見ると
合計で75個の質問が紹介されていました。

でも、よく落ち着いて質問を見ていくと
中途採用面接で聞かれる質問の意図は

退職理由
志望動機
逆質問

この3つに集約されます。

だから、この3つに対して答えをしっかり準備しておけば
準備は完了です!


なぜこの3つに集約されているのか
どうやって答えれば良いのか
詳しく説明していきますね。



分かりやすくするために、まずは面接官や
会社の社長さんの立場になって考えてみましょう。

あなたが仮に、求人広告会社の営業職の面接担当者、
もしくはその会社の社長だとイメージしましょう。
そうすると、面接で見抜くべきことは何でしょうか?







答えは、究極には
「この人を採用したら、うちの会社が儲るか」
のみです。


つまり、「この人はうちの会社に役立つのか」です。
それをこまかく噛み砕くと

 

1.そもそもうちの会社に不利益をださないか
 -営業同士の人間関係で不和を起こさないか?
 -上司の命令に反するなどトラブルをおこさないか?
 - すぐ辞めたりしないか?
2.うちの会社に利益を出してくれるか
 -今すぐに売上をあげてくれるか?
 -すぐは無理だとしたら、早い段階で売上をあげるための能力や
  うちの会社の業務と似た経験はあるか
 -意欲や活気の面で、会社の雰囲気を良くしてくれるか
3.そもそも、うちの会社に本当に興味があるのか
 -うちの会社について興味をもって調べてきたか?
  -ヤル気をもって業務開始してくれるか?

こういうことを考えながら面接をしているわけです。


もう見えてきたかもしれませんが

そもそもうちの会社に不利益をださないか=退職理由
うちの会社に利益を出してくれるか=志望動機
そもそもうちの会社に本当に興味があるのか=逆質問

にあたります。


面接官は色々な角度から質問をしますが、
根本的には「この人はうちの会社に役立つのか」を
確認しています。


そのために必要な質問だから、
中途採用面接で聞かれる質問の意図は
退職理由
志望動機
逆質問

の3つに集約されるんです。


これを忘れずに面接の回答を準備をしていきましょう。

2.何を答えるべきか?

採用面接で退職理由・志望動機・逆質問
この質問があったときに、
答えることをご紹介します。

退職理由=あなたが現職で身につけたこと
志望動機=この会社(業界)で自分が成果を上げられる理由
逆質問=業務に関する細かい質問とすりあわせ

1つずつ説明していきます。

退職理由をきかれたら何を答えるか

前職について触れる質問の場合は
退職理由のカテゴリーと認識しましょう。
退職理由の聞き方としては

「なぜ転職を希望された(退職した)んですか?」
「今の会社で一番成果をあげたことは何ですか?」
「今の会社で工夫をしたことを教えてください」
「周りの同僚よりもあなたが優れていたことは何ですか?」
「いまの会社を選んだ理由は何ですか?」

などがあります。


え?それも退職理由になるの?
と思うこともあるかもしれませんが
すべて、退職理由のカテゴリーです。


なぜ同じカテゴリーになるかというと、
これらの質問で面接官が聞きたいことは
「今の会社でどんなスキルを身につけたか」のみだからです。


つまり、

  • 今の会社身につけたかったスキルはXXXだ。
  • YYYという経験(工夫)によってスキルを身につけられた。
  • 結果ZZZという成果を残した。
  • だから、今の会社でのミッションは達成したから、転職をしたい。

このようなストーリーで転職理由を用意できるとベストですし
どんな質問が飛んできても答えらるはずです。
具体例を記載していきます。

転職理由 具体例

転職理由は、切磋琢磨できる環境で営業スキルを身につけることです。
現職のアパレル企業では、女性の個人顧客がドレス購入に向けて意思決定を促す接客スキルを磨いてきました。

最初は周りの方で成果をあげている先輩のトークや所作を徹底的に真似し学びました。
現在では、ドレスが「感覚的にかわいい」という特徴を、お客様に「お客様の肌が白いのでこのドレスの明るい色が合います。また、背中の紐でサイズ調整もできるのでぴったりのサイズに調整できます」など、
具体的な理由に落としこみ、最低2つは伝えることでお客様にご紹介をしています。

店舗の10名中、成約率は10ヶ月連続で3位以内をキープしています。

一方で、現職では同世代の同僚がおらず、社員としては5個上の後輩1名のみです。
自分はより競争のある環境のほうが成長できますが、
より切瑳琢磨できる環境で働きたいと考え、
また、店舗内の接客だけではなく、
数字を追いかける営業スキルを身につけたいと考え転職を決断しました。

志望動機を聞かれたら何をこたえるか

志望動機の聞き方としては

  • なぜうちの会社を志望されたんですか?
  • なぜこの業界を志望されたんですか?
  • うちの会社でやりたいことはなんですか?
  • 10年後のキャリアビジョンを教えて下さい

等です。
この会社・この企業で、将来の・・・
など就職後の事であれば、志望動機のカテゴリーです。
これらの質問で面接官が聞きたいのは
「あなたがこの会社(業界)で成果を上げられる理由」です。


つまり、

  • 現職得たスキルは、それは御社の業務とXXXという点で似ていて、早期貢献出来ると考えている。
  • 早期貢献した上で、御社の業務ではYYYというスキルを身につけたい。
  • 将来的には御社でZZZというキャリアを目指しより貢献したい。

というストーリーで志望動機を用意できるとベストです。
具体的な解答例をご紹介します。

転職理由 具体例

私が御社を志望した理由は2つあります。
現職で培ったスキルを活かせる点と、希望した職種や環境に近い点です。


私は、今の会社では、
女性のお客様にドレスを販売する業務をメインで行っていました。
女性の意思決定をサポートするという点では、
御社の、女性の転職における意思決定を促す業務が類似しており
現職で培ったスキルを活かせると考えております。


また、これは自身の希望となりますが、
数字を追う業務にやりがいや得意を感じており、
今後営業のキャリアを歩んでいきたいと考えており、
また企業規模としても意思決定の早い300人以下の規模の企業を考えております。

まとめますと、自身が貢献できるスキルと、
働く業務や会社規模の希望がマッチしていたため、御社を志望致しました。

逆質問をされたら何を聞くべきか

面接が終盤にさしかかると
「質問は以上ですが、何かご質問はありますか?」
と聞かれます。


最悪の答えは、「特にありません」
興味なしかよ!となります。
この企業には興味ないな、と思ったらこう答えて
早めに面接をきりあげるのも良いでしょう。


つぎに悪い回答が下記のような単純な質問です。

  • チームメンバーは何人くらいですか?
  • 何歳くらいの方がおおいですか?
  • 達成する人は何割りくらいですか?
  • 残業は平均何日くらいですか?

これを聞くのは悪くないですが、これだけだと
考えが浅い印象です。


一番良いのは、業務に対する細かい質問です。
ポイントとしては

  • 会社のHPをみる
  • 具体的にどんな業務をどんな手順でしているかイメージする
  • XXXXという業務になると思うが、YYYYはどうなるか?という聞き方をする

このような質問を用意できるとベストです!
具体例をご紹介します。

逆質問 具体例

・ 女性の転職となると、みなさん最終的な決断の側面で、
 優柔不断になってしまう人が多いのではないかなと思うのですが、
 営業の方でトップの方はどのようにうまく意思決定をサポートしているんでしょうか?
・営業成績には差があると思いますが、成績トップの方と、
 そうでは無い方の行動はどこが違いますか?
・働き手不足で求人が非常に多く出ている状況ではないかと考えておりますが、
 求人企業からはどのような要望が特にありますか?

予測が間違っていても問題はありません。


重要なのは
あなたが限られた情報(HPなどから)
しっかり業務や業界について調べて予測した
さらに疑問に思ったことを聞きましょう。
そうすることで面接官に対して好印象なだけではなく


担当している面接官が
どのような考えをもって業務にあたっているか
回答は端的で、地頭の良い人か
を見抜くことも出来ます。
(面接官は会社の顔、もしくはあなたの上司になる予定の人です。
アホな面接官がでてきたらその会社は避けた方が賢明でしょう。)

3.まとめ

いかがでしたでしょうか。
面接で聞かれること、答えるべきことのイメージは付きましたか?
頭では理解したけど、
面接で緊張して言葉にできるかな・・・
と心配な方は、
転職サイトに登録すると
キャリアアドバイザーにお願いをすれば
無料で面接の模擬練習も行ってくれますよ。

また、面接予定はあるけど、
そもそも退職させてもらえるか不安・・・という人は退職代行EXITに相談するのも手です。
専門家がスムーズな退職をサポートしてくれますよ。
退職代行サービス自体新しいものですが、
EXITなら業界最大手で実績も豊富なので、安心です。

ちなみに、この記事は約3,500字あります。
小学生の時に使っていた原稿用紙18枚分です。
ここまで読んだということは
次の面接に対してとても真剣に取り組んでいる証拠です。


何も取り組んでいないライバルを既に超しているはず。
面接の成功を心より願っています。


次の面接、ぜひ自信を持って行ってきてくださいね!