中途面接の評価は、「答え方が9割」

2020年6月8日

転職で何を聞かれるかは
中途採用面接の質問はたった3つだけ
面接で上位2割になれる、「志望動機」の正解
を読んで理解できたけど、
緊張している面接でちゃんと答えられるかな

そんな人に、緊張していても失敗しない
面接の答え方のコツをご紹介します。



『伝え方が9割』という本をご存知でしょうか。


この本を読むと
伝え方で工夫すると伝えなたい内容がずっとうまく伝わる
逆に、伝え方で工夫しないと思ったより全然伝わらない・・・
ということがよくわかります。

(普段の仕事にも役立つのでとてもおすすめです。
とってもよみやすいし。
転職活動とは別でも読んでみてくださいね。)




面接も同じです。
あなたが伝えたい内容をしっかり伝えるには
ちょっとしたコツが必要です。



自分が面接官として回答を聞いていて
これはわかりにくいな
これはわかりやすいな
この人は優秀なんだろうな
と思った回答を元に

最低限やってほしい
3つのポイントにまとめました。
明日の面接から真似できますよ。

ぜひ参考にしてみてください。

結論を一言目に

質問に対して、
回答の一言目で、結論を述べましょう。
詳細、エピソード、経緯などははその後に言えば良いです。

イメージとしては図のような順番です。



これは何より重要で、これができていないだけで落ちることもあります。
絶対に徹底しましょう。
実際に、シテンチョーの前職の面接でも、
「回答が物語調で結論が最初に出てこないためNG」
という不採用理由のメモを見たこともあります。



「結論を一言目」
簡単なようですが、
意識して癖付けないと
意外にもできなかったりします。



例えば
「前職の実績・成果を教えてください」に対して
の解答例をみていきましょう。

悪い例

「はい、主に個人顧客に訪問をして保険販売をしていましたが、
支店内では月間最高売上高を更新し、
通期で目標比120%を達成しました。」

一見丁寧に見えますが、
「実績=120を達成」という結論が最後に来ています。

成績を聞かれたけど、急に120%といってもわかりにくいから
まずは業務内容をつたえてから成績を行った方が丁寧なんだろう
という気遣いからの失敗だとは思いますが、
結論を前に持っていきましょう。


次に良い例をみていきます。

良い例

「はい、120%目標達成が2020年度通期の営業成績です。
2020年度の8月には月間で支店の最高売上高を更新しました。
通期の支店順位では1位、全国の営業では上位10%の成績です。
業務内容は保険販売営業の業務となり、
お客様は個人宅が80%、会社訪問が20%程度です。」

ぐっとわかりやすくなりましたよね?
質問者は
聞きたいことを最初に話して欲しいものです。




ちょっと違う例で考えてみましょう。

例えばあなたが、
地下鉄の駅員さんに
「切符を落としてしまいました。現金で払えますか?」
と聞いた時に
駅員さんからの回答として

A「どこから乗りましたか?」
と答えられるのと
B「はい、払えますよ。料金を調べますが、どこから乗りましたか?」

どっちの方が親切でしょうか?




Bの方が安心しませんか?




現金で払えるのかを知りたいのに、
それになかなか回答してくれないと
結局結論は何?とイライラしてしまいますよね。
面接でも同じです。



とくに面接においては
結論をあとにすることで、
・質問を理解する能力が低いのかな
・私の質問をしっかり聞いてないのかな
・仕事でも、要点を理解してくれない人なのかな
と思われかねません。



最初に結論を述べた後に、
経緯や
詳細を補足すればOKです。
まずは、質問の結論を最初に回答することが
1番親切な回答の仕方です。

具体例と数字で説明する

結論を述べた後に、詳細の説明に移ります。
この時、

具体例(エピソード)で話すこと
数字で表現すること

この2点を意識しましょう。



具体例(エピソード)がないと
抽象論やあいまいな表現ばかりになってしまい
「内容が薄いな・・・」
「この人は事実を話しているのだろうか?」
と思われてしまいかねません。



数字表現がないと
「結局何をいっているんだろう」
「成果はなんだったんだろう」
と思われてしまいます。



「前職で一番困難だったこと・乗り越えた方法を教えてください」
と聞かれた時の解答例を比較してみましょう。


悪い例

「はい。新人育成です。
成果を認められ、新人育成を9月から任されていますが、
自分が持っているノウハウを、他者に的確に伝えることが難しいと感じました。
新人がなぜできなかったのかをアンケート形式で聞き出し
実際に商談に同席、結果を上司にも相談した結果
自分の指示があいまいだったことがわかりました。
研修内容を改善して、新人の成果を前年比でUPさせることに成功しました。」



悪くないのですが、具体性にかけます。
また、このエピソードから何が、あなたの強みで
何を学べたかがあまりわかりません・・・。
新人の成果がUPしたと言ってるけど
結果どの程度変わったのか?もわかりにくいです。


つぎに良い例を紹介します。

良い例

「はい。新人育成です。
新人育成を9月から任されていますが、
当初は自分が持っているノウハウを、
他者に的確に伝えることが難しいと感じました。
結果として、新人に対してFBアンケートを実施・同僚や上長に相談することで、
自分のできていないことを改善し、
新人教育を担当してから3ヶ月で新人の成果を5%改善できました。

例えばある新人の指導をしていた時、
はじめてのお客様のところへ訪問をした際には、
関係構築に時間の5割を使い先方のプライベートの話を聞くことに注力する、と伝えましたが、
2回目の訪問に同席した時に
関係構築ができている状態とは思えませんでした。

このままでは成果を出せないと危機感を感じ、
すぐに上司に相談をし
複数の新人に、研修に対するフィードバックをもらい、
さらに、商談への同席をはじめました。
その結果、自分は実施してほしいことを
具体的に指示できていないことに気づきました。

「関係構築に時間の5割を使う」と指示をしていましたが、
時間の5割を割いて何をするか、を伝えられていませんでした。
研修を改善し、
1.商談の最初の3分で笑いをつくる
2.相手のプロフィールを聞く(ヒアリングシートに埋める)
3.共通点を1つ見つけて共有する
という具体的な指示を伝えたところ、
新人から2回目の商談がスムーズに実施でき受注に繋がりました。
他のプロセスについても同樣に改善し、新人の受注率を前年比5%改善ができました。」

ここまで落とし込めると、
例えばこの人の強みは
「課題が発生した際にすぐにアウトプットして行動できる」
ことですし、この課題から学んだことは
「指示は具体的な行動ベースで行うべき」
ということまで明確にわかりますよね。


また、数字を多く含むことで
相手の印象にも残りやすいです。



結論の後の詳細を話す時には
・具体例(エピソード)ベースで話すこと
・数字で表現すること
この2点を含めば間違いありません。

困ったら、「タイム」を使う

ここまで、
結論を最初にいうこと
詳細の説明には
エピソードと数字を含むこと



を紹介しました。
ただ、質問によっては、
その質問の結論ってなんだろう?
それに思いあたるエピソードは何が適切か?

がすぐに思いつかないこともあると思います。



その時は、

勇気を持って
「考える時間を少しいただけますか?」
と伝えましょう。


30秒くらいは稼げるので、落ち着いて考えて
自分のベストの回答をしましょう。



さすがにこれが面接の中で
連続で出たり
3回以上出ると
評価が下がる可能性もありますが、



とんちんかんな回答をするより
正直に待って欲しいとつたえて
まともな回答を出してくれる方が
ずっと好印象です。



1回くらいならまず印象が下がることはありませんので
勇気と自信を持って
「タイム」を使いましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
まとめると

結論は最初に言う
詳細の説明には、エピソードと数字を含む
回答に困ったら「少し時間をください」

この3つができれば間違いなしです。
このルールに当てはめるだけなので、
意外と簡単に回答を作れてしまいますよ。


そして、ルールを知っている人は
誰でも好印象な回答ができてしまいます。


ぜひ使ってみてくださいね。


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