【転職のゴール】内定を受諾するか迷っている人へ

念願の内定がでた!!
けど・・・・
ここで決めて本当に正解なのかな

転職活動のゴールは、就職です。
そして、就職活動の成功は、就職して3ヶ月後に、
あなたが「ここに入ってよかった」と思えるかどうか、です。


だからこそ、転職活動において
内定を受諾すべきかという判断
これが一番難しいタスクです。


だって結果が出るのは3ヶ月後だから。
しかも、結局は自分の努力次第だったりするから・・


内定受諾の決断に比べたら
応募先迷いとか、書類作成とか、面接の突破とかは簡単に見えます。



まずは内定、おめでとうございます!
この記事にたどり着いた人は、
内定を1つor複数もらって、本当にここで受諾しちゃっていいの?
(なんなら受諾しないほうがいいのかも?)
と悩んでいると思うのですが、


極めて真っ当で健全な悩みです。
悩んで然るべきだし、とことん考えて結論を出すべきだと思います。


私が自分の転職、また、エージェントとして多くの方の意思決定に携わってきた経験から
内定受諾の決断方法をご紹介します。

チャンスは逃したら最後

おっと、この人は前髪もないな

転職活動にとおいて、内定はチャンスの神様です。
・・・焦って間違った判断をしたらチャンスの悪魔かもしれません。


どちらも、つるっぱげのおじさんで、前髪しか生えていない。
見つけた時に掴み取らなきゃ、
後から振り返ってつかもうとしても、ハゲでツルツルで掴めない。


だから、「今」決断をしなきゃいけないです。


よくあるミスとして(本当に何人も見てきた)
転職活動では、多量の求人を目にした中から応募先を選ぶので
なんだかんだ、1個目に受けるところが第一志望であることが多いです。


そして、3個くらい同時に受けるけど、第一志望から一番最初に内定がでる。
でも、いざ内定をとったら、色褪せて見えてしまう。
もっといくつかの内定をとって、「比較してから」決めたいと思ってしまう。
もっと良い条件があるはず、と欲が出てしまう。


それで、もっともっとと受け続けるけど、
結局思い返すと、
最初に内定をとったところが一番だった・・・
でももう、内定受諾の期限が過ぎてしまった。。


そんなことがよくあるからこそ、
今もらった内定に対して
受諾をなぜ悩んでいるか冷静に分析し、
感情やプライドではなく
理性をもって判断をすべきです。

その方法を紹介していきます。

迷いの種類を判別すべし

迷いの種類は以下の2つにわかれるでしょう。
あなたはどっちですか?

1.希望条件はあっているけど、他も見て見たい
2.条件にひっかかっているところがあり、他も見てみたい

順番に解説していきます。

1.希望条件はあっているけど、他も見て見たい

条件があっているのであれば、受諾すべきです。
もし、本当に、引っかかっているところがなくて、
「他も見て見たい」という理由であれば、この内定はチャンスの神様かもしれません。
※やっぱひっかかってるところあるわ、という人は、次の項目にジャンプ


そもそも、世の中にある求人を全部受けることなんてできませんし、
1個目の内定が、一番条件が良いところ、だなんてザラです。
また、他を見たとて、そこが実際に良い条件かわからないですし、
内定が出るかもわかりません。


ここに陥った人は、次の手順を踏んで見てください。

候補に上がっている他の求人の条件を徹底的にチェック

全部内定がでたと想定する

今、内定が出たところと比較する

どこに一番就職したいか考える

これで、内定先が特に一番でもないのであれば、他の求人を見ていくべきですが、
もし、内定先は一番だな(もしくは、同列一位とか)ならば、内定受諾で間違いないです。

2.条件にひっかかっているところがあり、他も見てみたい

その「ひっかかっているところ」は、あなたの転職活動において重要なポイントでしょうか?
次のような工程を踏んで見てください。

転職の理由を書き出す(何個でも)

次の職場に求める条件を書き出す(何個でも)

必須条件上位5つに丸をつける

内定先がどの程度一致しているかチェック
(複数の内定先がある場合も、この方法でチェック!)

例えば、
もろもろ条件はよさそうだけど
「研修制度が薄そう・・・」
「成果を出せるか不安・・・」
というポイントで迷っているとします。


そもそも、転職先に求める必須条件はなんでしたっけ?
・残業時間が多すぎる
・同年代の同期がいない
・営業職にチャレンジしたい
・ベンチャーがいい
だったとします。


残業時間の上限が決まっていて、
同世代が多い(というか若い会社で同世代ばっか)
ことが内定先を志望した理由だったはず。
しかも、ベンチャーだったら、研修が薄いのは当たり前。


もし、すべての希望を叶えるとしたら、
・残業時間が少なめ
・同年代の同期がいる
・営業職
・ベンチャー
・研修制度手厚い
・成果を出せなくても優しい
になりますが、そんな会社ない!w
しかも、それぞれが矛盾している。


内定がでると、
本当にここでいいの?という不安から、
最初に重要視していなかったはずのポイントを追いかけてしまい
転職の目的がブレてしまう可能性があります。
それだと、転職の意味がなくなってしまうかもしれませんよ!


もちろん、転職活動をする過程で、
転職先に求める条件をかえたくなった
というのは、全然ありだと思います。

迷いを晴らすためのツールはこれだ

いかがでしたか?
答えはだせそうでしょうか?


とはいえ、自分の頭の中だけで整理がつかないこともあると思います。
また、自分の思い込みで判断してしまうのは危険です。
ex.「残業少なめ」と聞いていたけど、実は月40時間あった。
自分にとっては残業多かった・・・とか。


思い違いをなくすための方法としては、以下の3つです。
難易度が高く、信用度が高い順です。w

1.内定先の会社の知人に話を聞く
2.内定後面談を依頼する
3.会社の口コミをチェック

1.内定先の会社の知人に話を聞く

これができたらベストですが、知人が多い人限定でしょうw

「あなたが働いている会社で内定をもらった。話を聞かせてー」
とご飯に誘いましょう。

ちょっと勇気がいる行動かもしれませんが、
良いところも悪いところも教えてくれると思いますし、
志望度の高い会社であれば、惜しくない手間だと思います。

信頼性は何より高いですが、友達が多くないといけないので、ハードル高いですね。
追加でデメリットがあるとしたら、
あくまでその知り合いのフィルターをかけた話になりますし、
知り合いが会社でうまくやれていない人でネガティブフィルターがかかってしまっている場合
実情よりも悪い話になってしまうかもしれません。


私はできたことありませんww
できる人は、絶対使ったほうがいいですw

2.内定後面談を依頼する

というわけで、これは現実的で、かつ信頼性も高い方法だと思います。
内定先の会社に対して
「内定をいただきありがとうございます。
初めての業界ということもあり、自分がしっかり貢献できるか確認をさせていただきたいです。
もし可能であれば、内定受諾前に、社員の方との面談の機会をいただけないでしょうか」


という依頼をしましょう。
これを断られるくらいなら、その会社やめときましょうw


それで、可能であれば、
・同年代の人
との面談を依頼しましょう。


このブログを読んでいる人の同年代というと、
だいたいが若手で、面接慣れしている人は少ないです。
(もっというと、上っ面を作り込むことが上手ではない)


なので、例えば、
「仕事でしんどいことと楽しいところはどんなところですか?」
「成果を出すために、残業はどのくらい必要ですか?」
「一番やってしまった失敗ってどんなことですか?」
「一番やりがいがあったことってどんなことですか?」
などの質問をしたら、反応で本音が見えるはずですよ。


また、このような面談を依頼した上で出してくる人は
・同年代の中でもできる人(エース)
・上司になる可能性のある人
なので、
大したことない人だな〜
性格的に合わない人達だな〜
嫌なやつだな〜
尊敬できないな〜
と思ったら、辞退に値すると思います。


また、たまたま面談に出てきた人がイケてないだけという可能性もありますが、
内定を出した人の受諾前面談にイケてない人材を出してくる会社は
そもそもイケてないです。

3.会社の口コミをチェック

これは簡単なので、なんなら今すぐやりましょう。

【転職会議】企業の口コミ・評判・求人が豊富な転職サイト
ここに無料登録で、ほとんどの会社の、社員による口コミが見れます。
匿名の書き込みなので、
よくみんな特定をおそれずに書いてるなおいwwwというくらい、
超正直な意見が見れます。


注意したいのは、匿名で気軽に書き込んでいる分
ただただその人の主観であって、事実とは限らないということ。
それでも、たくさんの主観を眺めていると
その中間くらいに事実があるとは思いますので
参考くらいにはなるでしょう。

まとめ


いかがでしたか?
良い決断はできそうでしょうか?


最初に書いた通り、
内定受諾が正しいかどうかは、
3ヶ月後くらいに見えてくるものですし、
なんなら自分の努力次第で変わってきます。


だから、内定受諾の決断は
自分が、その決断を正解だと思えるまでここで頑張ってやるぞ
と思えるまで悩みきって決断するのが良いと思います。


ここまで悩んで、工夫して
自分なりにベストの決断をした、と自信をもてる決断をぜひして欲しいです。

念のため、
・こういう会社で受諾はすべきではない
という記事も書いていきますね。